採用コラム

第二新卒を獲得しよう!第二新卒採用にあたって理解しておくこととは?

「高卒採用の教科書」編集部です。

人手不足の昨今、新卒の採用活動は年々激化しています。慢性化する人手不足を解消するため、「第二新卒」の採用に注目が集まっています。

新卒とは違い、社会人としての常識やスキルを持ち合わせている第二新卒ですが、入社後すぐに離職してしまうのではないかと採用をためらってしまう場合もあるでしょう。
しかし、第二新卒の採用を視野に入れることで、即戦力になりうる若い人材を獲得できます。

この記事では、新卒でも中途でもない「第二新卒」の採用をするにあたって理解しておきたいポイントをご紹介します。

1.今注目される第二新卒とは?

どのような人を第二新卒と呼ぶのか、実ははっきりとした基準はありません。一般的には学校を卒業して入社した会社を数年以内に辞め、転職活動をしている人たちのことを指します。そのため年齢や期間に明確な定義はなく、企業によって基準はさまざまです。第二新卒の採用をする際には「20代前半」「就業して1年未満の転職」など、自社で「第二新卒の定義」を決める必要があります。

第二新卒は新卒入社した会社で、電話・メール応対や報連相の徹底など基本的な社会人としての常識やスキルをすでに身につけていることが多いでしょう。その場合は研修をする費用や時間が省け、即戦力になることがあります。また、新卒入社の会社での経験が浅いため、新しい会社に馴染みやすく柔軟な対応ができる傾向があります。

一方で、新卒で入社した会社をすぐに辞めてしまっているため、入社後すぐに離職してしまうのではないかという気掛かりもあります。採用をする際には、コミュニケーション能力や退職理由、忍耐力の有無などを考慮して慎重に判断しましょう。

第二新卒は新卒の就職活動時よりも自分の適正や自分のキャリアに目を向けて転職活動をすることが多いため、自社に合った人材を採用できる可能性が高まります。

2.第二新卒が転職を決めた理由

第二新卒について理解しておきたいポイントのひとつに、「転職を決めた理由」があります。前の会社を早期退職した理由や転職のきっかけは、非常に重要なポイントです。前職ではどのポジションにいて、どのような状況で働いていたかを丁寧にヒアリングします。

その上で、前職に対してどのようなことに不満を感じていたのかをしっかりと聞くようにしましょう。第二新卒は、前職での不満を解消するために転職活動をする場合が多いです。給与面、労働環境、人間関係、仕事のやりがいなど転職のきっかけを知ると、自社に合う人材かどうかが見えてきます。

新卒採用ではどのように働きたいか、興味・関心について聞くことが主になります。一方第二新卒採用では、本人のキャリアプランや転職で何を得たいのかに焦点を当てることが大切です。

また、採用されたいと思っている第二新卒者が転職を決めた理由や前職での不満を話すことは、自分のデメリットになり話しづらいと感じる場合があります。本音を話してもらえるよう、雰囲気作りや人選などを工夫して採用活動に取り組むことが重要です。

3.新卒と同等の待遇で第二新卒を引き込もう

第二新卒採用は、新卒採用と中途採用の中間に位置します。社会人経験があるといっても数年で経験が浅いため、中途採用ほどのスキルは持っていないことがあります。「第二新卒で社会人経験があるから、この程度はできるだろう」と一方的に考えないようにしましょう。

研修の費用や時間は削減できる傾向にありますが、入社後は中途採用ではなく新卒採用と同じように考えておくほうが無難です。

第二新卒を採用する際には中途採用のようにスキルを重視するよりも、新卒採用と同じように伸びしろや将来性を考えることが重要です。採用基準を新卒採用や中途採用と全く同じに設定すると、ミスマッチが起こる場合があります。第二新卒のための採用基準を新たに設けるとミスマッチを防げるでしょう。

初任給や待遇については、新卒と同等に設定して採用活動を進め、第二新卒を引き込みましょう。
第二新卒は新卒時の失敗や挫折を糧にしている人材が多くいます。第二新卒をターゲットに採用活動を行うことで、企業理念や職場環境にマッチする人材を獲得し、人手不足を解消できるでしょう。

4.まとめ

「第二新卒」に明確な基準はなく、第二新卒と定める年齢や期間などは企業によってさまざまです。そのため、社内で第二新卒の定義を決め、新卒採用や中途採用とは違う「採用基準」を新たに設けましょう。

第二新卒は社会人経験があり、新卒と比べると社会人としての常識やスキルをすでに身につけている場合が多いでしょう。よって研修の費用や時間が削減できたり、即戦力になったりすることがあります。 第二新卒の採用活動をする際には、転職を決めたきっかけや前職での不満などをよくヒアリングして、自社にマッチしているか慎重に判断する必要があります。スキルを見て判断するのではなく、伸びしろや将来性を考慮して採用活動を行うことが大切です。

第二新卒は、新卒のときに挫折や失敗をした経験を糧にして活躍したいと考えている意識の高い人が多くいます。新卒入社と同等の待遇で、自社に合う貴重な人材を獲得しましょう。

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