【事業者向け】ホテル業界の高卒採用・就職事情とは?
「高卒採用の教科書」編集部です。新型コロナウイルスの感染拡大による様々な制限が緩和されていき、観光・旅行市場や宿泊業界は、徐々に「回復の兆し」を見せています。ホテル業界や宿泊業関連の求人数は厳しい状況にありましたが、ここにきて「人手不足感」も出てきています。本コラムではホテル業界や宿泊業の高卒採用や就職事情について解説します。
1.ホテル業界・宿泊業界の高卒採用の現状
いつも本Webサイトのコラムをお読みいただきましてありがとうございます。厚生労働省が発表している資料の中にある「高校新卒者のハローワーク求人に係る産業別求人状況」(令和4年3月高卒者向け資料)によると、ホテル業界・宿泊業界が該当していると考えられる「宿泊業、飲食サービス業」の高卒向け求人数増減は、令和3年9月時点で前年比▲10.0%、求人数にすると全国で1,000件以上の大きな減少となっています。
また実際の就職者数の増減については前年比▲37.6%と、こちらも大きな減少で、ホテル業界や宿泊業への就職を断念せざるを得なかった高校生新卒者も少なからず存在したと考えられます。
ただ皆さまもご存知の通り、令和3年10月以降、新型コロナウイルス感染拡大による「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」が全国的に解除されました。令和4年第1四半期で「まん延防止等重点措置」は発令されたものの、令和4年8月時点ではアフターコロナ時代へ本格的に舵が切られていると考えられます。
それに応じて、観光・旅行の制限も緩和されるにつれて、ホテル業界や宿泊業界も回復傾向にあります。厚生労働省発表の令和4年5月の新規求人数は前年同月比で54.3%の大幅な増加となっています。高卒採用やホテル業・宿泊業の専門学校卒の採用活動が前年よりも活発化していることが分かります。また地方・地域によっては、ホテル業・宿泊業の人材採用にて「人手不足感」も出てきているのが現状です。
さらに今後アフターコロナ時代が進んでいくにつれて、海外からの旅行・観光客の受け入れ、特定技能を持つ(分類される)技能実習生等の受け入れ等も徐々に緩和されていくことが考えられます。ホテル業・宿泊業の求人数や需要も今後より増えてくると予測できます。
2.ホテル業界・宿泊業界の高卒採用:ミスマッチを減らすためには?
ホテル業界や宿泊業界の高卒採用市場や求人動向については前章にて記載しましたように、制限が緩和されていくにつれて、人手不足の状態へと向かっていく可能性が高いと考えられます。高卒人材への門戸もそれだけ開けてくると思われますが、せっかく高卒人材を採用できたにもかかわらず、3年以内や早い段階で離職してしまうケースもあります。
厚生労働省が発表している内容では、全国・全産業の高卒人材の約3割以上が3年以内に離職・退職してしまうというデータがあります。業種別・職種別で数値に開きはあるかもしれませんが、決して少ない数値、見過ごせる数値ではありません。それは高卒採用・就職事情が抱える課題があります。
まず高卒採用専門、かつ地域特化型・地域密着型の求人媒体・求人プラットフォームがハローワークや各高校にて掲示される求人票等からと限られていることです。企業研究や企業の面接に臨むために多角的に情報収集をしなければなりませんが、求人の概要がテキスト・文章ベースで掲載されている場合がほとんどです。
就職候補企業の仕事の風景や、事業内容、実際に勤務している社員・従業員の勤務スタイルや社員旅行・レクリエーション活動の写真等、視覚的にその企業を知るということが中々難しいのが現状として存在します。上記に挙げた課題は一部ですが、そのことで企業研究が不十分となり、実際に就職・採用ができたとしても、当初高卒人材が持っていた企業イメージと、実際の勤務体系や勤務スタイル、他の社員との人間関係等にミスマッチが生じてしまい、早期離職・退職に繋がってしまうのです。採用するホテル業界・宿泊業界に属する企業は、なるべくミスマッチの解消へと動いていかなければなりません。
では実際にどのような施策を講じていけば良いのでしょうか。また以上のような事情を抱えているホテル業界・宿泊業界に属す企業向けに、求人活動のサポートをどのようにしていけば良いのでしょうか。次章にて解決策の1つとなり得る、高校生や高卒生向けの地域密着型・地域特化型の求人媒体運営事業について、少しお伝えいたします。
3.ホテル業界・宿泊業界の高卒採用課題を解決できる事業とは?
ここまでホテル業界・宿泊業界の高卒採用の現状や就職事情、前章にて挙げた高校生や高卒生向けの地域密着型・地域特化型の求人媒体運営事業として、私たち「高卒採用の教科書」編集部は「COURSE(コース)」事業を推進しております。テキストや文章ベースでしか求人企業を知ることができない現状を打破し、多角的に、かつ写真など視覚的に求人企業を知ることができるようになります。つまり高校生や高卒人材に向けて、企業研究の促進やミスマッチを減らすという社会性の高い事業を、収益性を高めつつ行うことができるのです。ではどのようにして収益を確保していくのでしょうか。 その点も含めまして、「高卒採用の教科書」編集部では、高収益の新規事業をお探しの事業者、高卒採用マーケットにご興味をお持ちの事業者向けに、「COURSE」事業関連の個別相談の場を設けております。初めての方も歓迎しておりますので、この機会にぜひ個別相談へお申し込みいただければと思います。(後日担当者の方から日程調整のご連絡を差し上げます。)