高校生の県外就職の実状とは?県外採用の進め方についても解説!
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今回のコラムでは、「高校生の県外就職の実状と県外採用の進め方」について解説いたします。大卒と比較して高卒は地元志向が強く、高卒採用の県外就職はなかなか難しいというのが現状です。
しかし、コロナの影響により「オンライン活用」が進み、オンラインによる面談や会社説明会が当たり前の時代となりました。高卒採用もオンラインが進めば、県外採用の機会が増えるかもしれません。
学生が県外に就職しづらい要因を理解し、WEB(求人サイト掲載などWEB情報発信)を上手に活用しながら自社の魅力発信を強化することで、県外学生の採用を成功させましょう。
1.県外就職とは
県外就職とは、地元を離れて就職することです。県外就職先として多く選ばれるのは、東京や大阪などの「主要都市」です。特に東京は、県外就職者の1/3弱を占めており、圧倒的な人気があります。
企業数が多いため就職先の選択肢が増える、基本給が高い、生活環境が整っているなどの理由が挙げられます。上記の理由は県外に就職することのメリットとも重複しているので、 東京が県外就職先として選ばれるのも納得ですよね。
2.高卒採用の県外就職の状況
次に、高校生の県外就職の状況はどのようになっているのかを理由を含めて一緒に確認していきましょう。 令和4年度の高校生の県外就職人数は25,426人でした。全国の高校生の就職内定者は111,788人なので、就職した高校生の内2割弱が県外へ就職したということです。
高校生の就職活動では、先生からの紹介で興味のある企業を絞り込むことが多く、また、高校生の進路には保護者の意見も影響します。先生は学校に来た求人情報のから就職先を生徒に紹介するのが一般的。高校に届く求人票は地元企業が圧倒的に多く、県外からの求人情報は少ない傾向にあります。
3.県外就職したい高校生を採用する方法
では、県外に就職したいと考えている高校生に対して、どうやって自社のアプローチをすれば良いのでしょうか?まずは、高校生が県外に就職しづらい要因を理解し対策することで、県外の高卒採用の強化につなげていきましょう。
高卒者の県外就職が難しい理由の一つとして「県外まで求人情報や企業情報が届かない」ことが挙げられます。オンラインによる面談や会社説明会などを活用して自社の魅力を発信し、県外の学生に自社の魅力が伝わる情報を届けることがポイントです。高卒者専用の求人サイトなども積極的に活用しましょう。
二つ目に「県内就職よりも、引っ越し費用や生活費が余計にかかってしまう」ということが挙げられます。県外の学生に自社の魅力が伝わる情報を発信し、その企業の求める人材にアピールできても、金銭面で学生が断念してしまうのは、お互い悔しいですよね。「寮完備」「選考にかかる交通費負担」などを行っている企業は、県外からでも学生の採用を成功し易いでしょう。
その他にも、福利厚生の一環として引越し費用の補填や家賃補助などを行っているケースもあり、自社で取り組めそうな項目を一度考えてみましょう。きっと県外の学生にとって有力なアピールポイントになるはずです。
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
県外採用は、県外に就職したいと考えている学生の気持ちになることが重要です。学生が県外に就職しづらい要因を理解し、WEB活用による自社の情報発信、金銭面に対する不安要素の軽減を積極的に行うことで採用成功に近づくはずですよ。
WEB活用による情報発信は、全国の学生に自社の魅力をアピールできるので、求める人物像にぴったりの人材に出会える可能性がぐんっと上がります。
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