高卒採用を成功させるために知っておきたい!採用活動を始める前に押さえておくべきカギとは?
「高卒採用の教科書」編集部です。
少子化や若手の人材不足が叫ばれている今、どのように若い層へ採用活動くを行っていくかは重要なカギと言えます。特に地元の企業は、若者の採用に力を入れることで、貴重な人材が他県に流出することを防ぐことにも繋がります。
そこで、今回は高卒採用を行うにあたり押さえておくべきポイントをご紹介します。最近注目されている参加型企業説明会についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.気になる2次募集のポイント!
高校生の就職活動は、年間のスケジュールが決まっています。企業は9月5日(沖縄県は8月30日)に行われる1次募集を行い、採用者の数が満たない場合は10月以降に追加で2次募集を行います。ここでは、2次募集を行う前に企業が注意しておきたいことを3つご紹介します。
①学校へ積極的に働きかける
2次募集のタイミングは、実は進路指導の先生が企業の情報が欲しくなるタイミングでもあります。そのため、ターゲットとなる学校を訪問し、二次募集を行うことや企業の強みを先生に伝えましょう。中には9月下旬に2次募集に向かって行動を始める生徒もいるので、それまでに学校訪問を行うのがベストです。学校訪問が難しいケースでは、学校に求人票を送付し2次募集を行うことをアピールしましょう。
②学校への配慮を意識する
2次募集前は先生が特に多忙な時期です。そのため、企業は学校訪問の時に採用動画や定着率といった具体的なデータを持参し、なるべく学校や先生に負担がかからないように工夫をすることが必要です。また、2次募集は1次募集に比べて先生も生徒も合否を早く知りたい気持ちが強い傾向にあります。したがって、面接が終わったら速やかな合否連絡を行うことも必要です。こういった配慮は、長期的に見て学校との信頼関係を築き、次年度以降の採用活動の成功に繋がることもあります。
③アプローチの時期を見計らってイベント開催をする
どんなに素晴らしい内容のイベントでも、開催するタイミングを誤れば期待する効果は得られません。高校生が就職に対する興味や意識が高まる時期を見計らって、企業紹介や職業体験を行いましょう。また、イベントは実際に企業で働いている人と高校生が直接関係を結べるチャンスです。効果的に求人への応募に繋げるために、企画作りの際はイベントの内容や開催時期を慎重に検討しましょう。
2.成功企業はこれをやる、3つのこと!大解剖
高校生の特徴として、スマートフォンやパソコンの利用率が高く、就職活動未経験者が大多数を占めることが挙げられます。これらを踏まえ、具体的にはどのような工夫をすることで高卒採用の成功に繋がるのかをお伝えします。
①採用サイトを作る
SEO対策を行いGoogle検索エンジンで上位に表示されるよう工夫をすれば、高校生の目に留まりやすくなります。企業は好きなだけ自社の紹介ができ、高校にとっても時間や場所を問わず気軽にアクセスできるといったメリットがあります。一方で、企業のイメージや現場の状況とかけ離れた内容を掲載してしまうと応募率や離職率に影響を与える可能性もあるので注意が必要です。
②採用動画の効果
親しみやすく気軽に見ることができる動画を用いる事で、高校生に抵抗感なく企業を紹介できます。短時間で視覚的に情報を伝えることができますが、コンテンツの内容が退屈だと企業のイメージダウンに繋がる場合もあります。撮影や編集の際は、誰でも分かる言葉を使う、レイアウトを工夫するなど動画を最後まで見てもらえるように意識しましょう。
③わくわくする会社訪問
会社訪問とは、学生が個人的に企業にアポイントを取り担当者を訪ねることです。会社訪問に来る高校生は少なからずに企業に興味を持っているので、一方的に情報を伝えるだけではなく、高校生の疑問や不安を解消できるよう工夫しましょう。例えば、現場で働いている社員との交流の場を設け、企業に対して親近感を持ってもらえるような関わり方をすることで、より企業を身近に感じ興味を持ってもらえます。事前に社員に対して会社訪問実施の周知を行っておくことも、大切です。
3.注目される体験型企業説明会
高校生に向けた説明会の中で、今特に注目されているのは「体験型企業説明会」です。
中でも「COURSE EXPO」では、20tトラックの乗車、測量などを実際に体験するイベントを開催し、高校生が給料や福利厚生などの表面的な条件を見て就職先を探すのではなく、地域の企業を理解して主体的に参加が可能です。
企業としても、普段は直接やりとりできない学生や保護者、学校に企業をアピールできるといったメリットがあります。更に、若い世代が入職することで企業の拡大や活性化をねらえ、人材不足の解消にも役立ちます。
4.まとめ
今回は、高卒採用を始める前に知っておきたいポイントをお伝えしました。実際に応募する高校生だけではなく、学校との繋がりを意識して採用活動を行うことが次回の採用活動の成功にも繋がります。高校生が主体的に参加できる参加型企業説明会の開催も広がってきているので、ぜひ参考にして企業に適した人材を確保できるよう努めましょう。
また、「高卒採用の教科書」では、日本全国の高卒採用に取り組んでいる企業様の採用サポートを実施しています。
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