採用コラム

実は応募率に直結する!「高校との関係性」をよくするためのコツとは?

「高卒採用の教科書」編集部です。

採用活動を行うにあたって、優秀な人材を一人でも多く確保するために、応募率を上げることは重要です。特に、高校採用には「高校を通さず採用活動は行えない」というルールがあり、高校との関係性が直接応募率に関わってきます。今回は、高校の就職活動のスケジュールを押さえた上で、どのような採用活動を行って高校との信頼関係を築いていくべきなのかをお伝えします。

1.高校の就職活動における年間スケジュールとは?

高校生の就職活動は、ある程度年間スケジュールが決まっています。例えば、高校3年生の4月から就職説明会が開催され、7月~8月頃に職場見学や企業選定が行われます。また、9月からは応募書類の提出や採用選考、二次募集が始まることが一般的です。そのため、企業は年間スケジュールに合わせて6月1日にハローワークによる求人申込書の受付を開始し、7月1日に求人票を公開、9月5日に学校推薦をする必要があります。 注意すべきは、工業高校などは比較的早めの時期から就職活動が行われることがあり、逆に通信制や定時制の高校は開始時期が遅い場合もあることです。年間スケジュールを把握せずに採用活動を始めてしまうと高校に迷惑がかかり、また企業に対して不信感を抱かれかねません。事前に高校の年間スケジュールを把握しておきましょう。

2.高校との関係性をよくするコツ

①二次募集前に学校訪問をする

企業と高校とのやり取りは、高校に在籍している進路指導の先生を通して行います。しかし、進路指導の先生は、授業や部活指導などの通常業務と並行しながら多くの生徒の就職活動を管理しています。そのため、企業は自ら学校訪問を持ち掛け、二次募集を行うことを積極的にアピールして自社を認知させましょう。また、訪問時に良い印象を与えると、求職中の高校性を紹介してもらえる可能性もアップします。

学校訪問とは

学校訪問とは、事前に学校にアポイントを取って訪問して企業をPRする方法です。通常7月1日以降に学校訪問をすることが多いですが、一次募集で内定が出なかった企業は、二次募集前に学校訪問をすることで高校にアピールすることができます。

先生と信頼関係を築くために

二次募集前の学校訪問は貴重な機会であり、先生に自社の魅力を存分にアピールしていきたい状況です。しかし、一時募集の合否発表後は、先生は「継続して募集を行っている企業の選別」が必要になるため、特に多忙な時期です。そのため、先生が求めている情報について要点を押さえて提供し、訪問が負担にならないように配慮することが重要です。長々とまとまりがない話をしてしまうと、逆に企業イメージを下げることになるため、短時間でも心に残るようなアピールをしましょう。例えば、数分程度にまとめた採用動画を持参する、定着率などを数値化した具体的なデータを伝える等の方法も効果的です。

②学校運営に協力する

インターンシップや協賛への参加は、直接高校生と関わることができるため、企業と高校との関係作りに重要な役割を果たします。ここでは、学校運営に協力することで生まれるメリットをご紹介いたします。

高校生-企業間でのミスマッチを予防できる

インターンシップなどの運営を行うことで、高校生は就業後の具体的なイメージを持ち、実際の現場の雰囲気や人間関係に触れることができます。また、企業理解を深められるだけではなく、自身と職場の相性を知る機会にもなるため、「入職してからイメージと違った」という理由での退職を減らすことに繋がります。就職した生徒が働き続けられる企業であることは、高校からの信頼を獲得するためには重要であり、今後先生から高校生へ紹介してもらいやすくなるため、学校運営への参加は積極的に行いましょう。

また、高校生は業務内容や条件はもちろん人間関係にも注目しています。そのため、社員は高校生に安心感を与える関わり方をすることで、好印象を持ってもらえます。なるべく高校生に分かりやすい言葉で説明を行い、話が一方通行にならないように、適宜高校生に質問をして感想を聞く姿勢を持つとよいでしょう。

高卒者が働きやすい職場づくりに繋がる

インターンシップや協賛は、高校生に企業を認知してもらうことが目的です。しかし、実は企業が学校運営に参加し直接高校生とコミュニケーションを取ることで、社員の仕事に対するモチベーションアップや教育マニュアルの見直しを行う機会にもなります。そのため、長期的に見ると高卒入職者が働きやすい職場づくりを実現することができ、学校運営の参加を通して高校が生徒に紹介したくなる企業に成長することができます。

3.まとめ

高卒採用を行う際は、就職活動の年間スケジュールを理解した上で、先生や高校生にアプローチを行う必要があります。インターンシップや協賛などの学校運営を利用しながら、高校とよりよい信頼関係を築き、より多くの人材に応募してもらえるよう工夫しましょう。

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