高卒採用で高校訪問は必須？ポイントも併せて解説！

2023.03.20

高卒採用をするにあたって、「高校訪問をした方が良いの？」「高校訪問はどのようにして進めていくの？」と言う声をよく聞きます。また、高校訪問をしているが、高卒採用にはなかなか繋がっていない、という企業の方も多いのではないでしょうか。
高校訪問をすることは、高卒採用の成功に大きく影響します。しかし、ただやみくもに高校訪問をしていたのでは、思うような成果が出ないかもしれません。
今回は高校訪問をする時期や活動内容など、高卒採用を成功させる上で重要なポイントを解説していきます。

1.高校訪問とは

高校訪問とは、企業が自社の特徴や魅力などの情報を、先生や生徒にアピールするために高校へ訪問することです。
実はこの高校訪問が、高卒採用を成功させられるかどうかの大きな鍵を握っています。
就職先を探している高校生に企業が直接アピールできる機会は、そう多くはありません。そして、生徒のほとんどは大学や専門学校に進学することを選択します。
そのなかで就職という道を選択する生徒に企業の情報を届けるには、高校訪問が非常に有効です。原則として、企業側が生徒に直接会社の案内をすることは禁じられているので、生徒ではなく高校の先生へ直接アプローチすることになります。つまり高校の先生が、企業と生徒との架け橋になってくれるわけです。
高校生対象の求人情報が公開される 7 月前半からは、多くの企業が高校へ訪れます。そのなかで高校の先生との関係性が十分に築けていないと、自社を印象づけることが難しくなり、他社の求人に埋もれてしまうことがあります。
そのため、高校訪問をして高校の先生と良好な関係性を構築することが非常に重要なポイントです。
高校訪問の時期には、多くの企業の対応で学校側も忙しくなるため、事前にアポイントを取ることが望ましいです。高校にも「全日制」「定時制」「通信制」と種類があり、対応してもらえる時間もそれぞれ異なるので注意しましょう。

高校訪問に必要な採用ツールについては、別記事にて「高校訪問の効果を最大限高めるための必須採用ツール5選」として解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

2.高校訪問は必須？

就職経験の無い高校生は、求人票を見ただけではその企業がどういった企業なのか、どのような仕事内容なのかをイメージしづらいことがあります。
また、生徒が就職先を決める時には高校の先生と進路面談を行い、相談しながら進めることが一般的です。
生徒自身で就職先を決めることもありますが、身近な先生から企業の紹介をしてもらったり、求人内容を詳しく説明してもらったりすることができれば、採用に結びつく可能性がぐんと高くなります。
自社の情報を高校の先生に正確に理解してもらえていることは、企業にとって大きな強みになるでしょう。
また自社のことだけに留まらず、業界全体の将来性や傾向などについての情報も伝えておく必要があります。就職を考えている企業や業界について、生徒自身からだけでなく保護者からも、高校の先生に情報を求められることがあるためです。
そのような情報を伝えておくことは、先生との信頼関係を構築する上でも重要です。
先生が生徒に与える影響力はとても大きいものです。そんな先生に、自社の魅力や他社との違いを直接伝えられる機会は、高校訪問しかありません。
高校訪問で先生との良好な関係性を築くことは、高卒採用をするにあたって必須です。先生からの信頼を得て、生徒に勧めてもらえる企業になることができれば、採用率も上がるでしょう。

3.高校訪問にお勧めの時期

高校生を対象とした求人では、通常の求人票とは異なる「高卒採用専用の求人票」をハローワークで申し込む必要があります。
6 月 1 日からハローワークへの求人票の申し込みが開始されます。6 月 20 日までに申し込まれた求人票は、高校生向けの求人情報公開日の 7 月 1 日から公開・発行されます。
高卒採用に乗り遅れないよう、求人票が発行される 7 月 1 日以降、求人票を持って速やかに高校訪問を開始していくことをおすすめします。
7 月以降も求人票の申し込みは可能ですが、求人票の受け取りが遅くなってしまいます。
9 月から企業への応募が開始されます。優先的に採用したい高校があるのであれば、遅くても夏休み前までには求人票を持って高校訪問をしましょう。求人票をいち早く受け取り、高校への情報提供を早く行うことが重要です。
また、求人票の公開前にも一度高校訪問をすることが望ましいです。昨年度の就職者人数や希望業種など、生徒の就職に関する情報を収集しておくと良いでしょう。2 回訪問することで、先生との関係性も構築しやすくなります。

高校訪問の事前準備や訪問先の選び方など「高校訪問のポイント」を解説した資料を無料プレゼントしておりますので、こちらも併せてご覧ください。

4.まとめ

高卒採用を成功させるには、高校訪問が必須です。
さらに、ただ自社の求人票を持って高校訪問をするのではなく、生徒への影響力が強い「高校の先生」と良好な関係性を構築することが非常に重要なポイントです。自社の魅力や強み、同業他社との違いを理解してもらい、印象に残る企業を目指しましょう。
企業と高校との信頼関係がしっかり構築できていれば、定期的に生徒を紹介してもらうことができるようになります。
高校訪問をする時期は、高校生対象の求人情報が公開される 7 月 1 日以降、なるべく早く開始できるよう、計画的に準備を進めていきましょう。

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