高卒採用に必須の求人票!ルールと3つの作成ポイントについて解説!
高卒採用において、高校生に求人の詳細を伝える方法として、大部分を占めるのが求人票になります。
今回は、高卒採用における求人票のルールを、求人票作成のポイントについて解説していきます。
1.高卒採用における求人票の特徴
高卒採用では、高校生に向けて採用情報を提供するために、ハローワークの求人票が活用されています。
学校の先生は、この求人票を使って高校生に企業を斡旋するということもあり、高卒採用は求人票無しには進めることができません。
高卒採用を進めるための求人票は、管轄のハローワークに求人票の申請を行い、受理された求人票を提出する必要があります。
例年、6月20日までに求人申し込みの記入と、ハローワークへの提出が必要とされており、7月1日に求人票を受理するという流れになっています。
場合によっては、4月末から5月にかけて開催される高卒求人説明会に参加しなければ、求人票を提出できないケースもあるため、その点は管轄のハローワークに確認しましょう。
また、高卒採用で使われる求人票は、中途採用で使用されているものとは別物となります。
毎年作成が必要になりますので、その点も注意しましょう。
2.求人票の特徴
高卒採用に使う求人票は、フォーマット化されており、受け取る側である先生や生徒にとっては、同項目での比較がしやすくなっています。
また、公開求人であれば、高卒就職情報WEB提供サービスで、日本全国の進路指導担当の先生が閲覧できるようになっているのも特徴の一つです。
しかし、フォーマットが統一されている分、給与や休日日数を簡単に比較されてしまい、条件面で求人を見られてしまうというマイナス面もあります。
また、高卒採用に使われる求人票は白黒のテキストベースのものになっています。
そのため、就労経験のない高校生にとっては、就業後のイメージがつかみづらくなっています。
加えて、求人票は紙の書類であり、高校側には膨大な量の求人票が届くため、そもそも確認してもらえないという可能性もあります。
こういった点も考慮し、高校生や先生に魅力的に感じてもらえる求人票を作成することが、高卒採用を成功させるポイントになります。
3.求人票の記載に関するルール
高卒採用における求人票ですが、記載する内容にはいくつかのルールが存在します。
特にこれから紹介する内容は、求人票に必ず記載しなければならないものになっていますので、必ずチェックしておきましょう。
①必ず記載しなければならない事項
労働安定法により、求人票には労働条件を必ず記載しなければなりません。
具体的には下記の項目になります。
- 業務内容
- 契約期間
- 試用期間
- 就業場所
- 就業時間
- 賃金
- 加入保険
- 募集者の氏名または名称
- 雇用形態(派遣労働者として雇用しようとする場合はその旨)
フォーマットに従って記入すれば問題ないですが、忘れずに記入しましょう。
②高卒採用の求人票にのみ記載が必要な事項
高校生は学業が最優先であり、企業としては、その学業に支障をきたさない範囲で採用活動を行わなければなりません。
そのため、高卒採用における求人票には、下記の項目が用意されています。
・入社日
基本的には4月1日入社が一般的ですが、異なる場合には記載する必要があります。
・応募前職場見学の有無
その名の通り、応募する前に企業の見学をしてもらうという取り組みになります。
実施するかどうかは企業の自由になりますが、受け入れる場合は記載する必要があります。
・受付期間、選考日
高校生の推薦開始期日は、9月5日以降、選考開始期日は9月16日以降となっており、そちらについても記載する必要があります。
4.求人票作成の3つのポイント
ここまでは、高卒採用の求人票における基本的な内容について紹介してきました。
では、応募を獲得できるような求人を作成するためには、どのようなことがポイントになるのでしょうか。
ここからは、求人票作成のポイントについて紹介していきます。
①わかりやすく記載する
一つ目のポイントはわかりやすさです。
高卒採用の求人票は、当然ですが高校生が確認します。
そのため、就労経験のない学生でも理解できるよう、わかりやすい表現で記載する必要があります。
また、学生以外に、高校の先生も求人票は確認します。
学校の先生も、一般企業で務めた経験がある方が多いわけではないため、業界用語などは使わずに、だれでも理解できるようにかみ砕いた表現を使うようにしましょう。
②具体的なイメージが湧くように記載する
二つ目は、具体的なイメージが湧くように記載することです。
一括りに「営業職」といっても、無形商材の新規開拓営業なのか、有形商材のルート影響なのかによって、仕事内容は全くことなります。
どのような企業なのか、どのような仕事内容なのか、学生や高校の先生がイメージが湧くように記載しましょう。
③文字数いっぱいに記載する
三つ目は、文字数、文章量を多く記載することです。
高卒採用で使われる白黒ベースの求人票は、統一されたフォーマットのため、工夫できる点が少ないです。
そのため、少しでも目にとめてもらえるように、文字数は多く記載しましょう。
文字数を増やすポイントは、少し前にも紹介したように、わかりやすく、具体的に記載することです。
読みづらくならないかを注意しつつ、細かく丁寧に求人票を作成しましょう。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
高卒採用はハローワークの求人票なしでは、進めることができません。
ぜひ、今回紹介したポイントを押さえながら求人票を作成し、高卒採用を大成功に導いてください。
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