1on1ミーティングとは？効果的な方法を詳しく解説！
「高卒採用の教科書」編集部です。
本コラムでは、1on1ミーティングについてご紹介していきます。
最近注目されている1on1ミーティングですが、どうやって導入したらいいのか分からない、導入してみたもののなかなか効果を感じられないという会社様も多いのではないでしょうか。この記事では、1on1ミーティングのとは何なのかを整理し、改めて実施時の注意点やポイントなどを詳しく解説していきます。
1.1on1ミーティングとは
1on1ミーティングとは、米国シリコンバレーの企業から始まった上司と部下が1対1で話し合う人材育成手法のひとつです。週1回から月1回のペースで30分から60分程度の時間で行われることが多く、日本でも大企業を中心に次々と導入されるようになってきました。従来の1対1の面談では、部下の評価や進捗管理などを目的に行われることが多く、上司目線の打ち合わせが中心でした。しかしこの1on1ミーティングでは、部下が主役となり業務の課題や悩みなどを上司と共有し、上司はその内容に対してフィードバックをします。一方的なコミュニケーションではなく、質の高い双方向のコミュニケーションができるのが特徴です。双方向のコミュニケーションによって上司が部下の考えを聞くことで、新しい視点で考えることができ、自分だけでは考えつかなかったような新しい方針やビジョンを描くことができます。また部下にとっても、自分の意見を聞いてもらえる機会が増えることで、モチベーションアップにつながるとも言えます。
このように、質の高いコミュニケーションがもたらす好循環によって、最終的に部下が能動的に行動できるようになるということが1on1ミーティングの特徴です。また上司と部下の関係性がより良くなることで、社内全体の風通しが良くなり円滑なコミュニケーションが取れるようになります。
2.1on1ミーティングのポイント
実際の業務の中で1on1ミーティングを取り入れる際のポイントを6つ紹介します。
日時、場所の確定
まずは日時と場所を決めます。1対1で行うのに適した広さの場所を選ぶようにしましょう。大人数で使うような会議室では緊張感が増してしまい、話を深掘りすることが難しくなるかもしれません。
事前準備
部下は話したい内容を決めておきましょう。上司はミーティングに向けて日頃から部下の様子を観察し、適切なフィードバックができるように準備をしておくことが重要です。
アイスブレイク
上司と1対1で話をするときは、部下は多くの場合緊張しています。ミーティングに入る前にアイスブレイクとなるような会話を入れ緊張をほぐすことでより腹を割った話ができるようになります。
目的を伝える
目的は部下の成長促進です。そのために1on1ミーティングを行い、今後どのようになっていってほしいかを共有していきましょう。目的意識を持つことで、より効果的な時間となるでしょう。
ミーティングのまとめをする
そのミーティングで話をしたこと、次回への目標やそれまでの宿題を改めて確認しましょう。毎回のミーティングをきちんと振り返ることで、目的意識を持ち業務にあたることができます。
記録に残す
ミーティングの内容を記録にしっかり残し上司と部下で共有しましょう。そうすることでミーティングの質を高めていくことができます。
3.1on1ミーティングの注意点
部下の成長促進のみならず、社内のコミュニケーションを円滑にする1on1ミーティングですが、方法を誤ると逆効果になってしまうこともあります。以下の3つに特に注意して1on1ミーティングを導入するようにしましょう。
①目的を明確にする
「ただの雑談で終わってしまう」「やることが目的になっていて意義を感じられない」などといったお悩みを抱えていませんか？1on1ミーティングを通して、達成したい目標を明確にして、上司と部下の間で共有しましょう。部下のタイプによって効果的なサポートをするようなガイドラインをあらかじめ社内で作成しておくと、より多くの効果が得られます。
②定期的に行う
一度きりにしてしまうのではなく、毎週・毎月のように定期的におこなうようにしましょう。1回の時間は30分～40分程度で構いません。時間の調整が難しい場合もありますので、事前に第3金曜日の10時～などと決め、年間スケジュールをおさえておくのもポイントです。
③部下が主役のミーティングにする
こちらは特に上司の方に気を付けていただきたいポイントです。部下と話しをしていると、ついつい自分の話をしてしまいがちですが、グッとこらえて部下の声に耳を傾けるようにしましょう。
以上のポイントに注意を払い、部下の成長を促せるようなミーティングにしましょう。
4.まとめ
ここまで1on1ミーティングについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？
上司が部下の話にしっかり耳を傾けることにより、多くのメリットを感じられるようになるのではないでしょうか。上記のポイントと注意点を意識しながら、ぜひ1on1ミーティングを取り入れてみてください。
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