採用コラム

採用計画のポイントや注意点を解説!

近年、就職活動の開始時期が遅くなったり、新型コロナウイルスの影響でインターンシップの受け入れ人数が大幅に減ったりと、採用活動の環境が大きく変化しています。従来に比べて、思うように採用活動ができていない企業もあるのではないでしょうか。
採用計画をどのように立てて実行していくかで、自社の求める人材を採用できるかどうかが決まります。慢性的な人員不足や日々の業務に追われて、短期的な採用計画を立ててしまいがちです。
企業の事業計画に大きな影響を与える「採用計画策定」。
この記事では採用計画策定のポイントや注意点について解説します。

1.採用計画とは

採用計画とは、自社の経営方針や事業計画をもとに、「いつまでに何人を採用するのか」「どの方法で採用するのか」「どこの部署にどのような人を配属するのか」など、人事採用のベースとなる計画を具体的に立てることです。
企業が求める人材を採用できるかどうかは、採用計画にかかっていると言っても過言ではありません。
また、採用目的を具体的にすることで求める人物像が明確になり、採用担当者の評価のズレを防ぐ目的もあります。
求人情報を出してから、応募・面接・合否の結果・採用後の入社準備など、採用スケジュールも同時に考えます。
求人掲載をしてから入社まで、最低でも2ヶ月ほどかかるので、新しく入社した人材が現場で活躍できるようになるまでを逆算して、採用計画を立てていきましょう。
社内で綿密な採用計画を立てることで採用活動の質を向上させ、早期離職や求める人材を確保できないなどの問題を防ぐことに繋がります

2.採用計画策定のポイント

採用計画策定に取りかかるにあたって、まず自社の経営方針や事業計画などを明確にします。自社の事業計画に沿った採用計画を策定しましょう。
また採用計画を策定する際、会社の上層部や人事部だけでなく、実際に人材を配属する部署の責任者にヒアリングしておくことも重要なポイントです。
それによって採用目的が定まれば、採用したい人物像が見えてきます。
採用する人数やいつまでに採用するか、どこに配属するかを決めるのと同時に、企業が求める人物像(ペルソナ)を定めておきましょう。「協調性・積極性がある人物が望ましい」というようなふんわりとした人物像を思い描くのではなく、「自社のこの部署に配属するには、最低限このスキルは必要だ」といったように、具体的にイメージしてペルソナ設定をすることが必要です。
次に採用人数の策定です。どの部署にどのような人材を何名採用するのか、退職予定者の数も把握して進めます。また、雇用形態が多様化しているため、正社員・契約社員・パートタイマー・アルバイト・派遣社員など、どの雇用形態で採用するのかも併せて考えましょう。
そして、ペルソナ設定や採用人数が決まったら、採用スケジュールを立てていきます。スケジュールを細かく決めすぎてしまうと、必ずズレが生じます。イレギュラーにも柔軟に対応できるよう、面接期間や選考期間などには余裕をもたせた採用スケジュールを組みましょう

3.採用計画策定の注意点

自社が求める人材を採用するには、できるだけ具体的に採用計画を策定することが重要です。
採用計画策定を明確にしておかないと採用基準が定まらず、採用面接をする人によって評価に違いが出るなどの問題が発生してしまいます。
また、新卒採用なのか、中途採用なのかで採用計画の内容に違いが出てくるため、注意しましょう。社会人経験の無いことが多い新卒採用では、他社との比較を分かりやすく提示したり、コミュニケーションの機会を多くしたりするなどの工夫が必要です。中途採用では、即戦力になるような経験やスキルがあるかどうかを確認しておきましょう。
さらに、採用計画策定に入社後の教育体制や研修などの内定者フォローまで盛り込んでおくことも必要です。せっかく採用して入社が決定しても、その後に内定辞退や早期退職をしてしまう場合があります。教育体制が整っているか、指導する人材の確保はどうするかも事前に取り決めておくと良いでしょう。
内定の辞退があった際には、なぜ辞退したのか、理由の把握に努めましょう。内定を辞退した理由が分かれば、改善策を次回からの採用計画に活かせます。

4.まとめ

採用計画策定のポイントと注意点について紹介しました。
企業の経営方針や事業計画によって、求める人材は異なります。 より具体的な採用計画策定をすることによって、自社が求める人材を採用できるようになります。
そして、新しい人材を採用して終わりではなく、採用してからが始まりです。入社後に活躍してもらえるように、採用した後のフォローまで視野に入れ、長期的な採用計画を立てましょう。
ポイントを押さえて採用計画策定をすれば、優秀な人材を確保できるようになり、事業のさらなる発展が望めます
採用活動を取り巻く環境は日々変化し続けています。採用計画を振り返って改善し、柔軟な対応ができるよう心掛けましょう。
自社に合った具体的な採用計画策定を考えてみてください。

また、「高卒採用の教科書」では、日本全国の高卒採用に取り組んでいる企業様の採用サポートを実施しています。

  • 高卒採用を成功させるための必須ツールが知りたい
  • 毎年高卒採用に取り組んでいるが、思うような結果に繋がっていない
  • もっと良い人材を採用する方法が知りたい

など、些細なお悩みでも大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせください。

高卒採用に関するお困り事やご相談は私達にお任せください!

お問い合わせ・ご相談は、お電話またはメールフォームより承ります。