高卒人材の主要な就職先と業種の傾向とは?新規事業も含めて解説!
「高卒採用の教科書」編集部です。新型コロナウイルス感染拡大でテレワークの普及、IT・DX(デジタル・トランスフォーメーション)の加速や、少子高齢化、生産年齢人口の減少の加速、そして物価高騰:インフレーションなど、時代が目まぐるしく変化しています。本コラムでは、高卒人材の就職先や業種について、どのような傾向となっているのか解説します。
1.高卒人材の就職先として多い業種や傾向とは?
いつも本Webサイトのコラムをお読みいただきまして、ありがとうございます。まず高卒人材の就職先として多い業種や傾向はどのようになっているのでしょうか。厚生労働省の職業安定局が発表している、令和3年3月卒業の高卒人材の就職先を産業別に分類された資料によると、高卒の求人数・就職者数として最も多いのは「製造業」で、その次に「卸売業・小売業」、「建設業」、「運輸業・郵便業」と続いていきます。「製造業」は小分類で区分けされている業種も多く存在することから、絶対数が多くなる傾向にあるようです。
他方職業別で見てみましょう。上記同資料によると、最も就職者数が多いのは「生産工程、輸送・機械運転、建設、運搬等の職業」、続いて「管理、専門・技術、事務」や、「サービス」に分類される職業も、就職者数が多い傾向にあります。規模別でいうと従業員数300人未満の地域特化型・地域密着型の中小企業から、従業員数1,000人以上の大手企業まで幅広く存在している傾向にあるようです。
但し都道府県によって、盛んな業界・業種は様々ですので、住んでいる地域によって、高卒人材の就職先の業界・業種の傾向は変わってくることが考えられます。またその傾向によって、高校生・高卒人材がアクセスできる就職候補先の業界・業種も変わってくるでしょう。
例えば閲覧した求人媒体に製造業が多く掲載されていれば、製造業に分類される会社へ応募する可能性が高まるでしょう。一方で求人媒体に掲載が無ければ、その業種の募集があること自体を知ることができない、といった形になる可能性が高くなると思われます。大卒や中途人材と異なり、高卒人材がアクセスできる求人媒体や求人プラットフォームは、テキストや文章で書かれた求人票やハローワークに書かれた求人票等に限られてくるケースが多々あります。中々高卒人材への求人をまとめたWebサイトやプラットフォームが、地方であるほど見つかりにくい、アクセスしにくいのが現状です。 ここで高卒人材の就職先として多い業種やその傾向について解説してきましたが、次章にて今後増えていきそうな高卒人材の就職先業種について、解説していきたいと思います。
2.今後増えてくる?高卒人材の就職先の業種
今後高卒人材向けの求人数や就職先数が増えてくることが予想される業種とはどのようなものがあるのでしょうか。元々絶対数として多かった「製造業」は、新型コロナウイルスの感染拡大による様々な制限が緩和されていくにつれて、経済・社会活動が活発となり、人材の需要も高まっていくことが予想できます。また令和4年8月現在の円安状況下の製造業、とりわけ輸出産業は、海外の需要が増えていくにつれて、需要も高まっていくことが考えられます。
また本Webサイト上に掲載の別途コラム「【事業者向け】ホテル業界の高卒採用・就職事情とは?」にも取り上げました通り、ウィズコロナ時代、またはアフターコロナ時代が本格的に訪れるようになると、「観光・旅行業」の市場回復によって、「ホテル業界・宿泊業界」の高卒を含む人材採用の活発化が見込まれます。現に全国のハローワークの求人数も大幅に回復している業界の1つです。また少なからず制限がなされている訪日外国人の観光客も、徐々に回復傾向になっていくことが予想されます。 更に令和3年(2021年)は新型コロナウイルスの感染拡大により、「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」の大きな影響を受けた飲食店や飲食サービスの業界も、時短営業等の制限が全国的に解除・緩和されたことにより、人手不足の状態や傾向が目立っているようです。制限が緩和された後に、全国の各種人材派遣会社や人材サービス会社には、飲食店向けの人材採用・人材募集に関する問い合わせが殺到したという情報を報道等で知ったという方は多いと思います。次章にて本コラムのまとめとして、「高卒人材の就職を応援・後押しする新規事業とは?」の内容へ入っていきたいと思います。
3.まとめ:高卒人材の就職を応援・後押しする新規事業とは?
前章のように、業界・業種によって高卒人材の採用やその需要が高まるか否かは、「時代の流れ」や「経済状況」によって大きく左右されることが、お分かりいただけるかと思います。求人媒体や求人プラットフォーム、求人内容を、高卒人材を含む求職者へ提供していくには、ある程度対象業界の流れを予測した上で、ニーズが高くなる業界・業種はどれなのかを精査する必要があるのです。そのことが、求職者へのサービスに対する満足度の向上にも繋がります。
そのような中で「高卒採用の教科書」編集部がおすすめしている新規事業として、高卒人材・高校生向けに地域密着型・地域特化型の求人媒体・メディアを運営し、収益を高めていく「COURSE(コース)」という事業がございます。 「高卒採用の教科書」編集部では、COURSE事業の運営にご興味がある事業者の方や、高卒採用のマーケットや今後の展望についてご興味がある事業者の方向けに、COURSEに関する個別相談の場のご提供、成功ノウハウのご提供等を行っております。初めての方も歓迎しておりますので、この機会にぜひ個別相談のお申し込みやお問合せをくださいませ。お待ちしております。