「高卒採用の教科書」編集部です。高卒人材の有効求人倍率は2倍を超えており、企業の採用ニーズは高いです。しかしそれに反して高卒人材の離職率の高さも、高卒採用市場の課題となっています。本コラムでは高卒人材の離職率を抑えることに貢献できる可能性が高い新規事業について解説します。

1.高卒人材の高い離職率

いつも本Webサイトのコラムをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。まず高卒人材の高い離職率について、現状を把握しておきたいと思います。厚生労働省が発表している「令和4年3月高校・中学新卒者のハローワーク求人における求人・求職状況を公表します（7月末現在）」の資料によると、高卒人材の有効求人倍率は2.38倍で、前年同月比で0.30ポイントの上昇となりました。1人の高卒人材に2種類以上の仕事があるという状態で、「人手不足」の状態がある意味で慢性化しているのが現状です。

ただ高卒人材の採用に至ったとしても、3年以内に離職してしまう人の割合は高いです。同じく厚生労働省が発表している「新規学卒就職者の離職状況を公表します」の資料によると、「3年以内の離職率」は高卒では36.9％（大卒は31.2％）と、実に3人に1人以上の割合で3年以内に退職してしまうというデータが出ています。

離職の理由は様々挙げられると思われますが、採用・入社に至った段階から企業と高卒人材とのミスマッチが生じている可能性があります。そのミスマッチの要因となる部分はどこにあるのでしょうか。次章にて考察していきたいと思います。

2.企業と高卒人材のミスマッチとは？

高校生の就職活動には様々なルールや慣習があります。高校生が就職活動で閲覧する機会が多いのは高校に掲載されている簡素な求人票であったり、ハローワークにて提供されている求人票であったりします。大卒や中途人材、専門人材がアプローチするような、いわゆる主要な求人メディアや求人プラットフォーム、求人媒体といわれるWebサイトにて就職先を探すというようなケースはごくまれです。特に地方ほど地域特化型・地域密着型の求人や仕事を探しにくい、アクセスしにくい状態にあります。

また上記に挙げた求人票もテキスト・文章で書かれたものがほとんどで、会社の外観や社員・従業員が実際に仕事をしている風景の写真、社員旅行やレクリエーションの写真等、高校生が卒業してから実際に企業で入社した後のイメージを膨らませるための材料・素材が不足しています。掲載余地が無い、または少ないために、企業の魅力を高校生へ十分に伝えることができず、採用に至らない、または採用でき実際に入社へ至ったとしても、「イメージしていたこと、考えていたこととどこか違う」というミスマッチが原因で、3年以内という早い段階で離職・退職してしまうのです。

ミスマッチを減らしていくためには、採用の段階で写真等を活用し視覚的に高校生へ訴えかけていくこと、実際に入社に至って勤務し始めた後も、継続的にフォローを行い、自社に無くてはならない存在であることを、社員に分かりやすく伝達・意思表示することがポイントです。そして社員の満足度（またはELTV＝社員の人生・生活レベル）の向上を図っていくことが大切です。 但し入社してからでは採用・研修等である程度人件費やコストがかかってしまいますので、なるべく人材採用の段階で、様々なミスマッチや懸念事項を払拭しておきたいですよね。求人企業、特に地方の地域特化型企業は、どのような人材採用・人材募集活動を行っていけば良いのでしょうか。また事業者がそのような求人企業の人材採用・人材募集活動に貢献していくためには、どうすれば良いのでしょうか？次章にて「COURSE（コース）」事業について、解説していきたいと思います。

3.新規事業：高卒人材の離職を減らすために事業者ができること

前章にて「COURSE（コース）」という事業について言及しましたが、この事業は「高卒採用の教科書」編集部にて成功ノウハウを蓄積させている、新規事業をお探しの方におすすめしている新規事業となります。高校生の就職活動を応援する、求人企業と高校生のミスマッチを少しでも抑えていくことに貢献できる「社会性」の高い事業でありながら、事業として収益もしっかりと確保できる「収益性」の高い、地域特化型・地域特化型の事業となります。

地元に就職したい高校生や、地域密着型の企業ではあるけれども、中々人材採用に至らない、人材募集をかけても中々応募が来ないという企業双方にメリットをもたらします。そのことによってその地域で頼られる、必要とされる事業会社としてブランディングを行うことも可能になります。

高卒採用のマーケットにご興味がある事業者の方、高収益の新規事業を探している事業者の方、時代の流れについていけず、中々売上が伸びていかない事業者の方、新型コロナウイルス感染拡大によって減少した売上を取り戻せていない事業者の方向けに、「高卒採用の教科書」編集部では無料の個別相談サービスをご提供しております。この機会にぜひお問合せくださいませ。