採用コラム

高卒向け就職サイトの現状や課題と就職応援メディアの可能性とは?

「高卒採用の教科書」編集部です。本コラムでは高卒・高校生求職者向けの就職サイトの現状や課題、かつ近年注目を集めている高卒・高校生求職者向け就職応援メディアの可能性について、考察していきたいと思います。就職応援メディア事業にご興味のある事業者の方は必見です。

1.高卒向け就職サイトの現状と課題

いつも本Webサイトのコラムをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。公共の就職サイトでいうと、厚生労働省が全国の労働局からの情報をもとに運営している就職サイトとして、「高卒就職情報WEB提供サービス」(https://koukou.gakusei.hellowork.mhlw.go.jp/)というものがあります。改修作業などのためにサービスが停止される期間を除いては、高校生向けに求人票の見方や求人への申し込み方法、その他の職業情報提供サイトの紹介、各種制度、求人申込書の書き方等が解説されています。かつ利用者IDやパスワードを事前に登録の上、入力して利用できるサービスもあるようです。また民間でも高卒・高校生求職者向けの就職サイトが少なからず出てきています。

ただし全国の高卒・高校生求職者がこれらの就職サイトへ効率的にアクセスできているかどうかは、判断が分かれる部分かと思いますが、それだけ高卒向けに特化したような就職サイトは限られてくるのが現状ではないかと私たちは考えています。大卒や中途採用に特化した就職サイトで全国的に名の知れたサイトは多いかもしれませんが、高卒採用・就職マーケットは新規参入する事業者がそれほど多くなく、いわゆる「空白のマーケット」ともいわれているほどです。

また地方ほど地域密着型・地域特化型の企業は採用活動が厳しい傾向にあり、募集をかけても応募が来ないといったような状況も生まれています。高卒向け、かつその地域ごとに特化して求人情報を提供でき、地域に根差した就職を応援する、高校生がアクセスしやすい(=いわゆる「アクセシビリティ」が高い)就職サイトやメディアが、現在求められている傾向にあるようです。ではそのような就職サイトやメディア事業へ新規参入するために、事業者はどのようなことに留意しておけば良いのでしょうか?次章にて解説していきたいと思います。

2.高卒向け就職サイト・メディア事業への新規参入

高校生の就職や高卒採用の円滑化や双方が満足できる事業への参入をご検討の事業者の方は多くいらっしゃることと思います。そこで留意しておくべきことは、しっかりと自分たちの就職サイト・メディアのターゲットやポジション、狙うべきキーワード等を明確にしておくことです。幅広く売上や収益を得たいからといって、全国を商圏として不特定多数のアクセスを狙おうとしても、上手くいきません。GoogleやYahoo等検索エンジンで検索をかけたとしても、何も対策をしていないと、上位表示されてアクセスを稼ぐことができないからです。つまり、インターネット上で自社の就職サイト・メディアを見つけてもらうことがまず重要なのです。

そのような場合に、「高卒向け」「高校生向け」「特定の地域」「キーワード」をある程度「絞り込む」必要が出てきます。「特定の分野や業種、ターゲット、地域では自社の就職サイトが最も詳しい」というポジションを確立すること、自社のブランド価値を高めていくことが重要なのです。そのことが事業成功への近道であるといえます。また競合しそうな就職サイトやベンチマークしている(自社が目標としている)就職サイトは何かを把握しておくこと、他のサイトはどのようなキーワードで流入を獲得しているのか、それを通して自社ブランディングを行っているのかを分析しておくことも大事になります。これは高卒向け就職サイトの新規構築問わず、他のWebサイトや自社ホームページ等を構築・改修するにも、大事な視点です。

ここまで高卒向け就職サイトを新規で立ち上げる場合の留意事項についてお伝えしてきましたが、「高卒採用の教科書」編集部がおすすめしている当該事業で「COURSE(コース)」事業というものがございますので、最後の章にてそちらの解説を少しさせていただきたいと思います。

3.高卒向け就職サイト・メディア事業成功の秘訣

「COURSE」事業とは高卒向け、かつ地域密着型・地域特化型の企業に特化して求人情報や会社情報を包括的に紹介している、近年注目を集めている求人メディア事業の1つになります。こちらは紙媒体が中心の事業であり、高校生向けの就職応援メディアとして、一定の地位を確立しています。「デジタルやDX(デジタル・トランスフォーメーション)の時代にもかかわらず、どうして紙媒体なの?」と疑問に思われている方も多くいらっしゃるかもしれませんが、各高校で掲示されている求人票やハローワークでの求人情報など、紙媒体の求人に多く接している傾向が強くあるのも要因の1つと考えられます。高校生にとっては、アクセスがしやすいのかもしれません。

また単に求人情報の概要を掲載するだけでなく、実際にその企業で仕事をしている社員の様子や、福利厚生、会社内での各種レクリエーション活動等、一般的な求人票では知ることのできない詳しい部分まで高校生求職者に訴求することができ、採用・入社した後のミスマッチを減らすことにも一役買っているようです。こちらも「高卒向け」「高校生向け」「特定の地域」等、商圏をある程度絞ったうえで運営していくことが事業成功の秘訣になります。

ここまで「COURSE」事業について少し解説をさせていただきましたが、より詳しい情報やノウハウを知りたい、高卒採用マーケットに興味があるという事業者の方向けに、「高卒採用の教科書」編集部では無料で個別相談の場を設けさせていただいております。初めての方も歓迎しておりますので、この機会にぜひ個別相談へお申し込みくださいませ。

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