採用コラム

高卒採用に欠かせない求人票作成のポイント!

いつもご愛読いただきありがとうございます。
今回のコラムでは、「求人票」について解説いたします。
高校生の採用活動で一般的に使われるツールが「求人票」です。求人票は高校新卒の採用活動において欠かせないツールですが、大卒向けの採用ツールと違って、高卒新卒向け採用ツールは「先生」「保護者」のことも考えて作る必要があります
「求人票」の役割と目的、重要性について理解し、他社にはない自社独自の強みをアピールできる求人票の作り方をおさえておきましょう。

1.高卒採用の求人票とは

「求人票」は、採用を予定している企業の情報や職種の仕事内容・給与・待遇等の条件面などの募集要項が書かれた書類です。
学校の紹介あっせんを受け高校生の新卒採用活動を行うには、管轄のハローワークに高卒専用の求人票の申請を行い、受理された求人票を提出する必要があります
求人票はフォーマット化されているため、同項目で企業研究や比較がしやすいのが特徴です。

2.求人票作成の流れ

行政・主要経済団体・学校組織の検討会議によって、毎年の高卒採用のスケジュールや解禁日が取り決められます。企業は高卒採用選考期日から逆算し、事前に計画を立てておくことが、 新卒採用を成功させるカギになります。
高校新卒の求人票の作成の流れとスケジュールをおおまかにまとめます。


5月

➀求人票の掲載内容の検討
早めに求人票に記入する内容を整理し、求人申込の作成準備をしておきましょう。
②各地のハローワークで開催される「求人申込説明会」に参加
この説明会で求人票申込書類を受け取ることができます。

6月

➀事業所管轄ハローワークへ高卒求人申込を行う(求人申込開始6月1日~)
6月20日ごろまでに求人申込の記入とハローワークへの提出が望ましいです。
それよりも遅くなると求人票を7月1日に受理できない可能性があるので前倒しで動きましょう。
※7月1日受理の場合の期日を案内しているハローワークもあるので事前に確認しましょう。(例:富山ハローワークの場合、6月17日までの提出で窓口交付または郵送送付が可能 2023年の場合)

7月

➀7月1日より管轄のハローワークにて求人票受け取りが開始
②高校へ求人票を郵送・学校訪問で渡す
期間は7月1日~7月20日が望ましいです。高校へはアポイントを取って訪問しましょう。


つまり、企業の求人活動開始日は7月1日~です。
7月1日より企業は、学校訪問や募集を行いたい高校の進路指導部宛に求人票の発送を開始することができます。
学校訪問では、就職を希望する高校生を指導する先生を訪問し、企業の紹介や求める高校生像を含めた求人内容を紹介します。具体的にどのような高校生に就職してもらいたいのか、月給や福利厚生など企業の魅力を伝えるよう心がけましょう。
学校に対して推薦依頼を行う場合は、企業が高校に高卒求人票(写)を7月1日以降に提出する必要があります。(※ハローワーク確認印の押印された高卒求人票のコピーを学校に提出してください)
学校訪問により高卒求人票(写)を提出する場合は、必ず事前に学校へ連絡をとり、平日に訪問できるよう配慮しましょう。
また、インターネット公開を希望すると、インターネットを通じて全国のハローワークや自宅のパソコンから求人情報として閲覧できるなど、就職希望学生等に幅広く提供することができます

高卒採用の流れを理解し、事前に計画を立てておくことで、 企業の求人を効率よく拡散しましょう。

3.自社の魅力を伝える求人票作成のポイント

高校生の新卒採用に欠かせない求人票ではありますが、自社の魅力を伝えるためには、どうしたら良いのでしょうか。
求人票作成のポイントをまとめて説明していきたいと思います。

《ポイント①》誰にどんな内容を伝えるのか考え、詳細かつ分かりやすく記載すること

高校生の就職活動では先生からの紹介で興味のある企業を絞り込むことが多く、また、高校生の進路には保護者の意見も影響します。
したがって、高卒新卒向けの求人票は「就職活動を行う高校生」「先生」「保護者」が理解しやすい表現で作ることがポイントです。
高校生や先生が見てわかりやすい職種の伝え方を意識し、難しい単語や専門用語を用いていないか確認しましょう。
先生がよく見ている項目は、主に福利厚生を記載する「補足事項」、資格手当や住宅手当などの詳細を記載する「特記事項」です。どちらも箇条書きで分かりやすいよう記載しましょう。また、就職後の研修を実施している場合は必ず記載しましょう。
先生は、上記の項目から「生徒が働きやすい環境か、がんばって働き続けることができる会社か」を判断しています。
保護者に伝える内容は、会社の安定や成長性です。
高校生に伝える内容は、仕事のイメージが湧くような具体的な内容、職場の雰囲気などです。
読む側の目線に立って、詳細かつ分かりやすい内容で記入しましょう。

《ポイント②》働くイメージを頭にすぐ描けるような内容に記載すること

仕事内容は高校生が最も重要視する項目の一つですが、業界特有の専門用語やわかりにくいビジネス用語、難しい熟語が並んでいる場合が多いです。
高校生や先生が見てイメージしやすい記載を心掛けることで、疑問や戸惑いを解消し、応募者の増加につながります
また、「就職後の研修・教育方法」、「キャリアステップ」を記載すると働くイメージがしやすくなります。
実際どんな仕事をするのか、就職後のイメージが湧くような「内容」「書き方」を意識して、仕事の魅力を伝えましょう。

4.まとめ

魅力的な求人票の作成ができれば多くの高校生からの応募が期待できます。求人票作成の流れを把握することで、余裕を持って自社の魅力を充分に伝えられる求人票を作成していきましょう。

また、「高卒採用の教科書」では、日本全国の高卒採用に取り組んでいる企業様の採用サポートを実施しています。

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