採用コラム

応募前の職場見学会の重要性

「高卒採用の教科書」編集部です。高卒採用・求人活動の中で実施される、応募前職場見学会の当日の対応方法について、本コラムにて解説しています。

1.高卒採用での応募前職場見学会の現状

いつも本Webサイトのコラムページをお読みいただきまして、誠にありがとうございます。高校生に少しでも自社のことを知ってもらうこと。そして興味を持ってもらい、応募へと結びつけるために、応募前の職場見学会を実施する企業さんもいらっしゃるかと思います。

これを実施することは、高校生が応募する前に求人企業との相互理解を深めるためにも良い機会となっていきます。かつ人手不足が深刻な高卒採用・求人活動市場の中では、高校生との間で少しでも接点を創出させるために、とても大事です。(本コラムでは詳細を省きますが、厚生労働省からの数値では、高卒人材の有効求人倍率は地域によって常に2~3倍の水準を超えています。)

続いての章にて、なぜ高卒採用での応募前職場見学会が大事なのかという点について、詳しくお伝えいたします。

2.なぜ高卒採用での応募前職場見学会が大事なのか?

高校生・高卒人材はある種の「お客様」

前章でもメリットも含め触れましたが、なぜ応募前の職場見学会が大事なのでしょうか?まず心理学の世界で「単純接触効果」というものがあります。初めて接点を持ってから、頻度高く高校生と接する機会を創り出している企業の方が、高校生にも印象を残しやすく、最終的にも応募へと繋がりやすくなる傾向があるのではないかと推察できます。少なくとも何ら広報活動を行っていない中小企業と比較すると、高校生が応募しようという気になるのではないでしょうか?

また高校生は採用・求人企業からしますと、ある種のお客様です。高校生に自社への就職を選んでもらうために、そして可能な限り中長期的に自社で働いてもらうために、あらゆる努力を惜しまないことが大切です。

高校生(≒お客様:カスタマー)の人生を左右する就職活動でもあるため、高卒人材の人生を少しでも豊かな方向に導くようにすること。ある種のお客様の成功(=カスタマーサクセス)を考えることが大切です。

(実際に来年度4月1日に晴れて入社に至った場合は、カスタマーから従業員(=エンプロイー)となりますので、「エンプロイーサクセス」や「ELTV=エンプロイー(社員・従業員)の人生・生活水準の価値最大化、向上」という概念に変わります。)

自社の内部を可能な限り見せる(魅せる)

普通に日常生活を送っていると高校生・高卒人材だけでなく、一般の人でも、自社の内部(もし製造業である場合には、自社工場)を見せる機会はほとんど無いかと思われます。

※最近では高校生に限らず、一般の人を招いて、製造工場の見学会や見学ツアーのようなものも増えてきている傾向にはありますし、製造業等BtoB企業(=企業や法人向けにサービスを展開している企業)の中では、一部で人気のコンテンツになっているという側面もあります。このことは報道やTV特集でも見たことがある方は多いかと思います。

企業秘密となる技術や、機密性の高い内部資料を外部の人に見せることはもちろんできません。できる範囲内で、自社や製造工場の内部の雰囲気、働いている従業員の様子を生で見られる機会は、就職を考えている高校生にとっても貴重な場となります

また工場でブランディングしている企業であれば、製造工場を見て志望度合いが上がったり、実際の応募へと繋がる可能性も出てきたり、というメリットがあります。もちろん前節にも少しご説明した、いわゆる高校生・高卒人材との接点の創出機会を増やすことにも一役買います。

自社の強みや入社することのメリットを少しでも知ってもらうために、高校生が応募してくる前の職場見学会を実施されてみることをおすすめいたします。

親御さんの理解促進にも

本Webサイトの他のコラムでも高校生のお子さんを持つ親御さんに対する理解の促進を行う場合でも職場見学会は有効であると思います。自社のサービスを実際に使っている親御さんであれば良いのですが、どうしても大手企業と比較すると、中小企業の知名度を少しでも高めていくような活動が求められるという側面もあります。

かつ自社の採用HP(ホームページ)や求人票等の情報だけでは、どうしても不安になる親御さんもいらっしゃることでしょう。自社の強みや内部の雰囲気、高校生のお子さんが実際に仕事をする際に適する職場かどうかを、親御さんにも肌で感じていただき、少しでも不安を払拭していただくことが大切になってくるのではないでしょうか。

最後の章にて、高卒採用での応募前職場見学会を知ってもらうにはどうしたら良いのでしょうか。高卒採用のマーケットとも関連した新規事業のご紹介も少し絡めて、お伝えしたいと思います。

3.高卒採用マーケットと関連した新規事業

高校生の就職活動では、本Webサイトの他のコラムでも触れております通り、各高校に掲示されているテキストベースの簡易的な求人票や、各都道府県や市区町村にて展開されているハローワークの求人情報がメインの情報源となっています。また地域や中小・ベンチャー企業であれば、自社にて採用HPをご用意なされている企業もいらっしゃることでしょう。

ただしそれだけでは、たとえ入社に至ったとしても、短期間で企業との間にミスマッチが生じてしまい、退職・離職してしまう可能性が高まってしまいます。現に高卒人材の入社3年以内の離職率は実に3割以上となっています。そのようになってしまっては、採用コスト面からしてもとてももったいないことです。

そこで高卒採用マーケットにご興味のある事業者の方や、高卒採用を少しでも活性化させたい企業にとって現在注目されている新規事業・ツールとして、「COURSE(コース)」というものがございます。 このCOURSEは自社の強みや入社することのメリット、働き方、社内活動等の様子を、視覚的に写真・画像等で訴求することができ、高い確率で高校生の印象に残すことができる紙媒体のツールを中心とした事業となっています。

デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)などと盛んにいわれている時代にどうして紙媒体が注目されているのかという疑問を持たれるかたも多くいらっしゃることと思います。しかしこの時代に求められるのは、採用HPはもとより、紙媒体においても訴求力を高めること。いわゆるOMO(オンラインとオフラインの融合)という考え方が大事になっていきます。

4.高卒採用での応募前職場見学会を知ってもらうには?

またこのCOURSE事業で高収益経営を実現させている地域密着型の企業も多くいらっしゃいます。かつ、今回の本コラムのメイントピックにもなっております、高校生が実際に応募してくる前の「職場見学会」の告知も載せることで、高校生の自社認知度も上がってくるきっかけとなるのではないかと思います。

そして職場見学会の様子を可能な範囲内で写真に収めることで、次の年に行う際のプロモーションとして使用するというようなことも可能です。

高卒採用マーケットにご興味のある方、COURSE事業について詳しく聞いてみたいという事業者の方向けに、私たち「高卒採用の教科書」編集部では、無料で個別相談の場を設けさせていただいております。

初めての方のお申し込みも歓迎しておりますので、この機会にぜひお申し込みくださいませ。後日弊社の担当者より日程調整等のご連絡をさせていただければと思います。

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