【入社式ってどうするの?】高卒新入社員をやる気にさせる!入社式のポイントを解説!
「高卒採用の教科書」編集部です。高卒の新入社員を、会社の新しい仲間として迎え入れるにはどのような準備が必要なのでしょうか。
今回は入社式について詳しくご紹介します。
1.入社式とは
入社式とは、企業が新卒社員を正式に迎え入れるための式典で、日本では毎年 4 月に行うのが一般的です。高校生だった新入社員の社会人としての生活がスタートし、会社組織の一員となります。社会人として責任を持った行動ができるように、意識を切り替えるための式にすることが重要です。
また、新入社員同士で交流を深める時間を設けられると、モチベーションの向上にも期待ができるでしょう。
2.入社式のポイント
①開催日時
4 月 1 日前後に行われ、時間は午前中の 1〜2時間で開催することが一般的です。
社長はじめ社内の多くの人が参加することもありますので、事前にスケジュールをおさえておきましょ
う。
②案内の送付
高卒採用の場合、内定後も生徒と直接連絡を取ることが禁止されています。
そのため、高校の担当の先生を通して案内状をお送りする必要があります。卒業を控えた高校 3 年生は、多くの学校で 2 月頃から自由登校となるので、それまでの期間に送付することをお勧めします。生
徒分だけでなく、先生の保管用を添えておくとベターです。
③案内の内容
企業により内容は異なりますが、以下が押さえておきたい連絡事項と準備物です。
- 入社式当日の集合時間、場所、持ち物、服装
特に服装に関しては、会社員の「普通」を理解していない生徒もいます。具体的に指示を出すと良いでしょう。 - 入社する前に準備するものリスト
住民票、給与振込口座、印鑑、引越しが必要な場合は住所を確定してもらうなど、必要なものを事前に案内しておきましょう。
内定後から入社までの接点の機会がなさすぎると、生徒が不安に思ったりモチベーションが下がることもあるようです。
内定生徒へのメッセージを添えるなどすると、コミュニケーションのツールとしても活用できてお勧めです。
3.当日のスケジュール
では、入社式当日のスケジュールは具体的にどのようになっているのでしょう。
下記が基本的な流れです。
式当日の流れ
①会場セッティング、動きの確認
・照明、BGM、マイク、椅子などの設置
・進行表を作成し、関係者に目を通してもらう
②リハーサル
・音響のテスト
・関係者の読み合わせ
〜入社式スタート〜
③開会の挨拶・祝辞
・司会者の開会の挨拶
・社長による挨拶
・先輩社員からの祝辞
④入社辞令書授与
・配属先部署などが書かれた辞令書面をひとりずつに交付
⑤新入社員の挨拶
・人数が多い場合は代表者が挨拶や決意表明をする
⑥記念撮影
・新入社員、社長、役員などで記念撮影
⑦オリエンテーション
・配属、仕事内容の説明
・社員としての注意事項(社内ルール、ビジネスマナー等)の説明
このような流れで行われることが多いです。その他にも、それぞれの会社オリジナルな内容のコンテンツを追加して、親睦を深めたり、新入社員の社会人としての自覚を引き出す工夫をするのもいいですね。
4.用意すべきツール
ここまでは基本的な入社式についてお知らせしてきました。
近年の入社式では、家族同伴で出席したり、運動会形式で開催したりと、それぞれの会社の色を出すような演出を加える会社も多いようです。その会社らしさをプラスすることで、会社の社風やカルチャーを理解して、早期に会社に馴染んでもらうことができます。また、会社に親しみを感じてもらい「ここでなら頑張れそう!」という心理的安全を確保することができるかと思います。
例えば…
- 先輩社員からのメッセージ
- 社会人としての自覚を促すコンテンツ
- 業態に応じたイベント(建設業ならカンナがけ、ウェディング業ならケーキ入刀など)
- 入社記念品などのプレゼント
などを組み込んでいくと、その会社らしさを的確に伝えることができます。
また、昨今の社会情勢を鑑みて、不測の事態でもオンラインで参加できるような準備をしておくのも、新入社員には喜ばれます。
新入社員にどんな気持ちになってもらいたいかという目的設定をして、有意義な入社式にしたいですね。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
入社式は、3 月まで高校生だった新入社員が、早期に社会人としての自覚を持ち、会社に馴染んでもらうようなイベントにできると、モチベーションの向上や、早期退職を防ぐことができ、人材育成の観点でも重要になってくると思います。
年度末の忙しい時期に、事前準備から当日の運営までやるべきことが多く大変なイベントになります。
しかしどのような式典になるかは人事の腕の見せどころと言えます。ぜひこの記事を参考に、新入社員の心に残る入社式をしていただければと思います。
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